高校数学の中で一番(個人的に)難しいと思う単元は、、、
NEVOS塾長(高等部専任講師)の大河原です!
毎日暑いですね💦
8月になり夏も本番といったところでしょうか、ここからの頑張り次第で9月以降の勉強がより一層意味のあるものになるので、みんなには今の頑張りを継続→加速していって欲しいですね。
さて、今日は「数学」の話をしようと思います。
みなさんは数学で苦手な単元などはありますでしょうか?
苦手!とは言わないまでも、なかなか難しいなぁと感じる単元はあるかと思います。
数学1A・2 B・3Cとあって僕が個人的に一番難しい(とっつきにくい/理解しにくい)なぁと感じる単元は「複素数平面」です。
そもそも「複素数」とは、普段から見慣れている「3」や「√2」「π」などといったxy平面(直交座標)で表すことのできる「実数」ではなく、横軸に実数を縦軸に虚数をとった複素数平面(ガウス平面)で表される数のことです。
(例えば、3 + 2i のような実数と虚数が混じった数です)
この複素数を主に扱った分野が「複素数平面」という単元で、扱うのが私たちの見慣れた「実数」ではない分、何をやっているのかがよくわからなくなってしまう単元なのです。
ここで深く解説はしませんが、この単元が苦手になってしまう要因はズバリ複素数平面特有の「ルール」をきちんと正しく理解していないことだと僕は思います。
複素数平面の入試レベルの問題では、ある種の決まった解法もあるのでそれらを解法暗記することも必要ですが、そもそものルールを理解していないと解法暗記をしても何の役にも立ちません。
複素数平面で重要なルールは色々ありますが、まずは
① 複素数zが「実数」ならば、共役な複素数zバーも「実数」である。
② 複素数zの絶対値の2乗 |z|^2 = 共役な複素数同士の積(z・zバー)= a^2+b^2(ただしz=a+bi)= 定数
↑この4者をきちんと同じものだと理解し、正しく書き換えられるかが重要。
これらが「複素数平面」の問題を解く上でまずは必要不可欠な要素だと思います。
そこから、複素数平面といえば「回転」ですから「ド・モアブルの定理」であったり、複素数同士の積についての図形的な理解であったり、複素数同士の引き算を「ベクトル」として捉えたり、同次式が条件で与えられていたらα^2で条件式を割ったり、、、etc...
基礎的なところをきちんと理解してから、発展的な内容に進んでいけば良いと思いますので、まずは基礎を大切にしてみてくださいね。
この夏は苦手な分野を克服する絶好の機会です!🏝
複素数平面だけでなく、他の色々な単元においても基礎を見つめ直す機会になると良いですね。
大河原