古文を学ぶ時にまず意識すべきことは、、、
NEVOS塾長(高等部専任講師)の大河原です!
みなさん(特に文系のみなさん)は、古文の勉強が進んでおりますでしょうか?
古文を勉強するときには、まず何から勉強して良いかわからない!って声が意外と多いんですよね💦
英語や数学に比べれば圧倒的に覚えること・やるべきことは少ないですが、それでも何か全体的にぼんやりとした勉強のままで終わってしまうのが古典(古文)の勉強なんです。
古文単語をしっかりと(少なくとも300個)覚えることは当然だとして、つまずくのは文法・読解の部分だと思います。
その中でも特にぼんやりしたままになっている、つまり自分の頭の中に知識が体系化されていない(生徒が多い)のが古文の「助動詞」なんです!
助動詞自体の種類も多く、1つ1つの助動詞にも複数の意味があるので、なかなかとっつきにくい印象がありますよね↓
↑助動詞自体の種類は全部で「28個」あるが、多いものでは1つの助動詞に意味が「6個」もあるものも、、、
助動詞の一覧表を見るだけで、助動詞を勉強するのはなかなかにハードな感じがしてしますよね💦
そんな助動詞をマスターする一歩として特に大切なのが「助動詞の全体像を把握すること」です!
先ほども述べたように、古文をぼんやりとした科目に感じてしまうのは、頭の中に知識が体系化(しっかりと整理)されていないからであり、そもそもの前提として「体系化すること」が意識にないからなのです。
そこで、みなさんにまずやってみて欲しいことは「助動詞を種類(接続)ごとにまとめること」です!📝
助動詞を勉強しました!っていう子に「じゃあ未然形接続の助動詞をぜんぶ教えて。」っていうと、「それはちょっと😅」って返ってきます笑
未然形接続の助動詞は「る」「らる」「す」「さす」「しむ」「ず」「じ」「む」「むず」「まし」「まほし」
連用形接続の助動詞は「き」「けり」「つ」「ぬ」「たり」「けむ」「たし」
終止形接続の助動詞「らむ」「べし」「らし」「めり」「なり」「まじ」
連体形接続の助動詞「なり」「たり」「ごとし」
こんな風にサラッとスラスラ言えるようになりたいですね✨
いったん「助動詞の全体像」を掴んだ後、そこからさらに未然形接続の助動詞「る」「らる」の意味は、① 受け身 ② 尊敬 ③ 可能 ④ 自発 のように細分化していけば良いのです!
古文でも他の科目でも、頭の中の知識を体系化することを目標にしてみて下さいね。
大河原