教科書まとめを有意義なものにする方法とは!?
NEVOS塾長(高等部専任講師)の大河原です!
今日は、教科書のまとめ方に関する塾長大河原の考えを少しまとめてみようかと。
中学生も高校生も、学校の予習や復習で(あるいは受験勉強として)教科書の内容をまとめるって人はたくさんいますよね。
教科書の太字になっているところを中心に、大事そうなところをノートに自分なりにまとめるみたいな。
僕も自分が学生の頃は教科書まとめはやっておりましたので、要点をまとめることの大切さは実感しています。
しかしこの教科書まとめ。
なかなかに厄介な性質がいくつかありまして、僕が思うに問題なのは
① ただ漠然と教科書をノートに書き写しているだけで、何も頭で思考するきっかけになっていないこと
② ノートに綺麗にまとめようとして、とにかく時間が膨大にかかってしまうこと
③ 教科書をまとめたことで達成感が得られるがために、まとめて終わりになってしまうこと
④ そもそも何をまとめて良いかの基準がわからず闇雲にまとめようとしてしまうこと
などなどでしょうか。
これら全てに当てはまっているというよりも、部分的に当てはまっている人が大半だと思います。
そして、上記4つの問題に総じて言えることは「やったことがほとんど身になっていないこと」です。
では、どうすれば「身になる」教科書まとめが実現できるでしょうか?
その答えは「まとめ方」にあります。
僕が実際に取り組んでいる「やった価値のあるまとめ方」ですが、それは1問1答形式にするということです。
具体的には、ただ漠然と書き写すのではなく必ず「Q &A形式」にし、必ず暗記カードを使用します!📝
例えば数学の教科書をまとめる際は、
表面・・・Q:ヘロンの公式とは?
裏面・・・A:△の3辺がa,b,cで、s = (a+b+c)/2のとき、△の面積 = √s(s-a)(s-b)(s-c)
のようにします⬇︎
暗記カードに1問1答形式で教科書まとめすることの利点は、なんと言っても「作成が超楽である」ということ!
サクサク作成できるから、まとめたものをインプット(つまり暗記)するのにたくさんの時間を使えますよね!
ノートにまとめる人の多くが、僕個人の体感的なところはありますが、90%近くは見直し復習をしていないように思いますので、暗記カード形式なら誰でも復習が容易で受験勉強としても最後まで大いに役立ちます。
暗記カードの面積は小さく、そこまでたくさんデコれませんから、ノートのレイアウトや色使い🌈を気にしすぎて時間が膨大にかかってしまう人にも必見です!
結局のところ、これが素早くまとめて、大量に復習を実現できる最善の教科書まとめ方だと断言できます。
しかし、教科書をノートにまとめることが学校の宿題となっている場合には暗記カードは使えませんよね。
でも大丈夫!
そんな時も同じく1問1答形式でまとめれば良いのです!
繰り返しになりますが、教科書まとめを有意義にするにはまとめ後のインプットに時間をかける必要がありますから、それに準じたまとめ方が必須です。
例えばノートの左側に問題、右側に答えという形式にして、ページを半分に折って使えるようにするとか、答えは赤文字にして赤シートで隠して確認テストができるようにするとか!
工夫の仕方はたくさんありますね✨
教科書をまとめること自体は悪くありませんが、何も工夫せず漠然と写経することには大きな問題がありますので、せっかく時間を使うなら意味のある時間にしていきましょう!
大河原