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進路相談で持つべき心構えとは?

2018/06/04

こんにちは!中学生は中間テストも終わり気分も落ち着いていることだと思います。

とりわけ、中学3年生は修学旅行が近づいていて、頭の中はそのことでいっぱい。そんな中、僕たちは多くの思い出を作ってきてほしい気持ちがある一方、3週間後に控えた期末テストの心配をしています(笑)

そんな期末テストの話もしたいのですが、それは後日話すとして、今日は進路面談についての話をしたいと思います。

この面談ももうじき行われます!!

 

「お前はこれぐらいの成績だからここぐらいが妥当だろう」

 

今後受験生の諸君とその保護者はこの言葉に悩まされることでしょう。

 

医療の世界にはインフォームド・コンセントといって患者が治療を受ける前に説明を受け、そこに同意した場合のみ施術が行われることになっています。しかし、学校ではそれがあまり行われていないように思えます。

つまり、先生方の「このレベルの高校にしておきなさい」や「この高校は無理だからやめておきなさい」などの言葉で受験校が決定してしまい、生徒の同意が介在しないことがよくあるのです。その原因は生徒や保護者の情報不足にあります。

 

しかし、普通愛知県の高校受験の情報を詳しく知っているなどといったことは少ないわけで情報不足は当然なのです。

 

それゆえ、多くの面談の場合、生徒・保護者 対 担任の先生 の場合、情報量で担任の先生の意見が絶対になりがちなのです。確かに、学校の先生たちは受験に関して過去の情報を集め、それをもとに助言をします。しかし、その意見が絶対という保証はないですし、助言はあくまで助言に過ぎないのです。最後の決断は生徒に委ねられていることを忘れてはなりません。

 

昨年度の受験生では、ある公立高校を受験したいと面談で先生に話すと、「おまえでは無理だ」という旨の言葉を突き付けられ、生徒がひどく落ち込んでしまったことがありました。その生徒の場合、保護者の機転で理由をつけ、目標校を受験し見事合格を果たすことができました。

 

先述した通り、学校の先生の発言は過去の情報からくるものです。しかし、それが必ず正しいと妄信してしまうと後悔をしてしまうことがあるのです。

 

学校の先生の発言の根拠は

○実力テストによる各科目の点数

○内申点の合計

○日頃の学習状況

です。

 

愛知県公立入試において内申点はとても重要です。ですので内申点の合計は根拠になりうるでしょう。

しかし、実力テストは実際の入試に比べ非常に簡単なものとなっており、指標にはなりづらいのです。

 

また、私立高校入試は一般的に内申点があまり見られません。

そうなると、学校の先生の根拠は的を外す確率が高まるわけです。

 

ここで言いたいことは学校の先生を信じるなというわけではありません。先生が提示した道がすべてではないんだということなのです。

ですので志望校を決定する際、現在の入試の状況に詳しい近隣の塾など第三者の意見も取り入れることは価値があるのです。

 

可能性を最初から捨ててしまうことは、伸びしろを捨ててしまうことと等しいと思います。

そうならないためにも「先生が提示した道がすべてではない」ことを少しでも胸に留めていただければ幸いです。

 

では今日はこのぐらいでニヤリ